概要
本研修はマイナンバー制度について、個人番号利用事務従事者及び個人番号関係事務従事者に関わらず、基礎的な知識を習得する自治体職員向けの研修です。実務におけるマイナンバーの取り扱いや管理方法の注意点を学ぶとともに、想定される問題点を考えその対処法について身につけることを目的とします。
対象
- 個人番号取扱担当者
- マイナンバー制度や管理方法を学ぶ必要のある職員
- 法務関係者等
特徴
- 特定個人情報を取り扱う担当者及び保護責任者に関わらず、マイナンバー制度の概要を「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン」の内容と共に解説を行います。また、地方自治体に求められる対応として、管理業務のフロー、リスク評価、業務上のセキュリティ対策などの意識を高め、特定個人情報等の適正な取扱いについて理解を深めるとともに、自治体業務におけるデジタル化の推進や個人情報保護法制の見直しなど、マイナンバー制度に関連する事項についても理解していただきます
- 当該ガイドラインの理解と、安全管理措置、セキュリティへ基本的な知識を「講義」と「演習」によって習得して頂けるプログラムです
研修の進め方
- 「特定個人情報の適正な取扱に関するガイドライン」(以下、「ガイドライン」という)の内容を踏まえたテキストを用いて、番号制度の最新動向を交えて解説を行います
- デジタル化社会の実現に向けた国の動きと自治体への要請への対応について、マイナンバー制度への対応と絡めて具体的な方策を教示します
- 情報セキュリティ対策については情報処理推進機構(IPA)の公開コンテンツを用いて、映像を交えて分かりやすく解説します
- 講義内容の理解度を把握するための確認テストを実施し、その解説を行います
- テスト結果は研修受講記録として各自治体で活用することができます
研修カリキュラム
1.マイナンバー制度の概要
1)マイナンバー制度のあらまし
2)マイナンバー制度を支える要素
3)マイナンバー制度を取り巻く諸施策の動向
2.地方自治体に求められる対応①
1)ガイドラインの理解
2)4つの安全管理措置
3)取扱規定の策定と見直し
3.管理運用における留意点①
1)業務の流れの整理
2)リスク分析と対策
4.地方自治体に求められる対応➁
1)PIA個人情報保護評価
2)取扱状況の点検・監査
5.情報セキュリティ対策
1)情報セキュリティインシデントの傾向と対策
2)情報漏洩発生時の対応
3)業務上の留意点
6.確認テスト
7.管理運用における留意点➁
1)内部監査の実施
2)インシデント発生時の初動対応
プログラムは、モデル例です、対象者や対象テーマによって日数や範囲が変わります。
※1研修の企画・実施にあたっては弊社の営業担当者がお伺いし、お客様のご要望、目的、成果イメージなどを確認させていただいた後、オリジナルプログラムを設計しご提案いたします。
その他プログラム
RESAS地域分析システム活用講座【自治体】
マイナンバー研修・演習「情報連携の条例化検討」【自治体】
ガイドライン「安全管理措置」における業務フロー作成研修【自治体】
「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン」の理解【自治体】
「特定個人情報の漏えい事案等が発生した場合の対応」の訓練【自治体】