マネージメントに必要となる重要なスキルにコミュニケーションがあります。ところがコミュニケーショ能力の向上は、これまでのキャリアの過程ですでに身に付いているものと扱われ、管理職クラスでは教育メニューから除かれてしまうことも少なくありません。ところが、上司には、上司としての役割から、メンバーの時とは違うコミニケーションのあり方が求められます。例えば、部下の気持ちを受けとめる、部下の活動をサポートする、チーム勢いづかせるなどが必要です。そして、この点については、上司は初心者だと言えます。この研修は、部下を指導育成する役割を担う上司だからこそ必要となるスキルに絞り、その習得と実践的な活用を狙いとして実施します。
対象者 | 管理職向け |
標準時間 | 6時間 |
研修形式 | 集合型研修・オンライン可 |
研修プログラム
●オリエンテーション
*本研修の狙い、内容、進め方
*話しやすさ(かけやすさ)のセルフチェック
*自分の物語(ストーリー)をベースに研修内容を受けとめる
1.上司という役割とコミュニケーション
1-1 部下とのコミュニケーション
1-2 チームをまとめるコミュニケーション
2.アクティブリスニング(話を引き出し受けとめるスキル)
2-1 相手に意識を向ける
2-2 話を共感的に受けとめる
2-3 相手の発言を待つ
2-4 演習:共感的な聴き方のレッスン
3.フィードバック(気づきを促し、やる気を高める伝え返しのスキル)
3-1 多様な見方で観察する
3-2 自分の気持ちを伝える
3-3 ポジティブに表現する
3-4 演習:ポジティブフィードバックとネガティブフィードバック
4.ゴールセッティング(意欲を高める目標を設定、共有するスキル)
4-1 質問を通じて思い、感じを形にする
4-2 イメージを鮮明に描く
4-3 未来へ関心をもつ
4-4 演習:ゴールセッティング会話術
●研修全体を振り返る