定義
コア人材とは、「経営者的視点で、環境変化に的確に対応できる事業推進者」と定義する。
目的
将来の経営を担う「コア人材」の早期育成を目的としています。
具体的には、3つの要素を兼ね備えた人材の育成を指します。
- 経営者的視点で事業ビジョンを構築し、メンバーを方向づけ、ビジョンを実現できる人材。
- 市場変化を適確に捉え、柔軟かつスピーディに市場戦略を構築し、戦略実現のための業務プロセスを変革できる人材。
- 経営数値の背景を読み、収益構造の革新を図ることのできる人材。
特徴
- バランスト・スコアカード(BSC)の4つの視点から全体を構成しています。
- 4つの視点の中身は、企業に沿った内容にカスタマイズします。
- 他社研究については、競合他社を確認し、自社との比較を行います。
- 最後に、役員に向けて研究成果の発表を行います。
プログラム例
回数 | テーマ | 日数 | 概要 |
第1回 | 経営戦略と企業経営 | 1日間 | 1.企業の存在意義、社会的責任論について理解する 2.経営戦略策定の考え方・基本知識の各手法についての理解を深める |
第2回 | マーティング戦略の展開 | 1日間 | 1.具体的な事例演習と講義を繰り返し実践的なマーケティング知識を習得する 2.マーケティング戦略を組み立てるのに、必要な基本手法を習得する |
第3回 | アカウンティング基礎概論 | 1日間 | 1.日常取引や管理会計を出発点として決算にいたるまでの流れを理解する 2.財務諸表の基本構造と新会計基準の概要について事例を用いて理解する |
第4回 | 他社研究 | 2日間 | 1.有価証券報告書より他社との比較研究を通じて、自社の強み・弱みを再確認する |
第5回 | 組織活性化と人的資源管理 | 1日間 | 1.経営組織構造を理解し、組織のあり方について学習する 2.組織イノベーションの必要性やプロジェクト組織の重要性を認識する。 |
第6回 | 問題発見と解決 | 2日間 | 1.顕在型・潜在型問題の理解と積極的に問題解決へ取り組む意識を向上する 2.問題解決に必要とされる基本的技法を問題解決ステップに合わせて学習する |
第7回 | 自部門(課)の事業計画の策定 | 1日間 | 1.これまでに学んだことを応用して、自部門(課)の将来ビジョンを描き、自部門(課)の課題を明確化し部門(課)計画の作成ステップを学ぶ |
第8回 | 発表会(役員提案) | 1日間 | 1.これまでの成果(研究論文)を発表する |