建設業
Service施工部門強化
建設業の利益の源泉は現場です。企業の成長・発展のためには、施工段階で利益を確実に確保することが必要です。
しかし、原価管理を現場代理人個人に任せていては安定的に利益を確保することは困難です。そのために取り組むべきことはコストマネジメントであり、見積、受注、施工の3段階で計画的に原価を低減し、これらを組織的に着実に実行できるしくみを作り上げることですです。
また、誰もが同じように業務(施工管理)を遂行するためには、標準単価の設定、現場への組織的支援、自社独自の購買のしくみ等も含めた体制の構築が欠かせません。
主な施工部門強化
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コストマネジメント
ニッコンの考えるコストマネジメントシステムとは次の要件を満たしていく組織づくりにあります。
・営業段階(工事見込案件化、積算見積)から利益を意図したコストの作り込みが行われ、工事受注から着工までの各段階(営業・工事引継ぎ、予算作成、業者取り決め・発注)ごとに目標にもとづく利益管理が行われていること。
・自社の標準原価が常に組織内で明確になっており、受注競争に勝ち、利益創出するための前提条件として活用されていること。
・工事現場で行うべき管理と工事本部で行うべき管理が棲み分けされており、利益目標達成のために相互に情報共有とマネジメント活動が行われていること。つまり、コストマネジメントとは、
・競争力のある見積書提出(原価実績の蓄積による標準原価の見直し・更新)
・利益が確保できる実行予算管理(予算書の早期作成、数量ベースの予算管理)
・コスト低減を図る施工検討会の実施(原価管理意識の高揚)
・購買部門の機能強化(協力業者の評価・発注に関する基準づくり)
等の実務的な運用・軌道乗せを行うことで、競争に勝てる強い企業を作り上げることなのです。
その他の研修
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建設現場の生産性向上
事故防止推進3カ年計画